糖尿病やその予備軍の方にとって大切なのが血糖コントロール。
そのためには定期的に血糖値を測定し、自分の血糖値を知ることが不可欠です。
痛みなく気軽に血糖値を測定する方法として、”フリースタイルリブレ”の導入を検討している方も多いと思います。今回は、実際に使用してみた経験をもとに、フリースタイルリブレの使用方法や使ってみた感想についてお伝えします。
- 指に針を刺す血糖測定が苦手な方
- フリースタイルリブレが気になる方
- 血糖値が高めの方
目次
無痛の血糖測定器”フリースタイルリブレ”とは
血糖値の測定方法として一般的なのが、穿刺(せんし)器具で指先に穴を開け、採取した血液から血糖値を測定する方法。
でもこうした測定方法って、
- 指先に針を指すため毎回痛い思いをする
- 血糖測定のたびにゴミが出る
- 測定機器や測定チップの持ち運びが面倒
など、精神的にも身体的にも負担が大きいですよね。
そんな負担を一掃するのが、画期的な血糖測定器『フリースタイルリブレ』です!
フリースタイルリブレは、二の腕にセンサーを装着し、血糖読み取り用の機械をセンサーにかざすだけで一瞬で血糖値を測定できるすぐれものです。
フリースタイルリブレの使い方
用意するものは2点
フリースタイルリブレを用いて血糖測定をするには以下の2点が必要になります。
- フリースタイルリブレリーダー(読取装置)
- フリースタイルリブレセンサー
画像の左側がリーダー(読取装置)、右側がセンサーです。
センサーを腕に装着し、リーダーをかざすことで血糖値を測定できるようになります。
まず注意したいのが、センサーは消耗品だということ。
血糖値を測定できるのはセンサーを装着してから14日間のみです。
14日間が経過すると機能を停止して、リーダーをかざしても血糖値を読み取れなくなります。再度血糖値を測るためには、新たなセンサーを購入する必要があります。
一方、リーダーは一度購入すればずっと使い続けることができます。
フリースタイルリブレの装着。痛みはまったくなし!
フリースタイルリブレの使用にあたってはまず、センサーを腕に装着します。
センサーの入った箱の内容物がこちら。
- センサーアプリケーター
- センサーパック
- 説明書
センサーの装着方法
センサーアプリケーターとセンサーパックのフタをそれぞれ外し、説明書通りに両者を重ね合わせて押し込むことで合体させます。
合体したセンサーアプリケーターを持ち上げると装着準備は完了です。このアプリケーターを二の腕付近に当てて押し込むことで装着するのですが、よく見ると針が!!
1センチくらいの長さかな。こんな長い針のついた器具を自分の腕に押し付けるなんて…!
装着前に覚悟を決めるため、ネットで他のリブレユーザーさんの感想を調べてみました。
と、大して痛くないという感想ばかり。
これらの感想に勇気をもらって、ひと思いに押し込みました。
アプリケーターを押し込むときに「カシャン」と音がして少しビックリしますが、痛みはありません。少しチクッとするどころか、私の場合はまったくの無痛でした!!!
ちなみに装着時にはアルコール綿で装着部位を消毒しなければなりません。アルコール綿は付属していないので、事前に用意しておいてくださいね。
リーダー(読取装置)を起動
無事、腕にセンサーを装着したらお次はリーダーを起動します。
リーダーの入った箱の内容物がこちら。
- フリースタイルリブレリーダー(読取装置)
- 充電器
- 説明書
リーダーはあらかじめ充電されていたので、箱を開封してすぐに起動できました。
右下のホームボタンを押して電源を入れます。
初回の起動時のみ、日付や時刻、目標血糖値の範囲などを設定するよう指示されます。
画面の指示どおりに設定が終わると、リーダーを腕のセンサーにかざします。
その後、リーダーがセンサーを認識するまで、60分間待つ必要があります。
60分経過すると、いつでもどこでも血糖値の測定が可能になります!!
リブレで血糖値測定。リーダーをかざすだけ!
腕に装着したセンサーがこんな感じ。
リーダーの電源ボタンを押して、センサーにかざすだけですぐに血糖値が表示されます。
服の上からでも測定可能なので、人目も気になりません。
また、血糖値の横には矢印が表示されていて、血糖値が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかを示してくれます。
- グルコースが急速に上昇
- グルコースが上昇
- グルコースがゆっくりと変化
- グルコースが低下
- グルコースが急激に低下
上向き矢印マーク(↑)は血糖値が急上昇してる証なので、これがでるとめちゃめちゃ焦ります!
「7秒スクワット」の本がベストセラーになりましたが、リブレで血糖値の推移を見てるとスクワットはかなり即効性がある気がしています。
フリースタイルリブレのメリット
実際にフリースタイルリブレを使ってみて感じたメリットをご紹介します。
気軽に血糖値を測れて便利!
ワンタッチで血糖値を測ることができるのは本当に便利だなと感じています。
指に針を刺して血液を出す従来の血糖測定はやはり面倒臭くて、一日に何度も測るというのは難しいですよね。でもリブレなら腕のセンサーにリーダーをかざすだけで一瞬で測れるので、何度でも気軽に測れます。私は1日30回くらい測ってます。
特に食後1時間後、2時間後の血糖値の推移をリブレで確認するようにしています。
リブレを使い続けるうちに、何をどれだけ食べたらどれくらい血糖値が上がるのかを把握できるようになったので、食生活もずいぶん改善できました。
リブレの使用感。まったく違和感なし!
リブレはセンサーを二の腕に装着して使用します。14日間つけっぱなしなので、蒸れたりかゆみが出たりするのではないかと懸念していましたが、私の場合はそういったトラブルは一切ありませんでした。
ただ、肌が弱い方の中には、かゆみやかぶれが出たという話を聞くため注意が必要です。
センサーは粘着テープのような素材で強力に張り付いているので、普通の生活をしている分にはちょっとやそっとでは取れることはありません。お風呂も全然平気でした!また、子どもをだっこしたときに二の腕のセンサー部分を掴まれてヒヤッとすることが何度かあったのですが、それでもしっかり張り付いていました。
フリースタイルリブレは糖尿病界の革命児!
私の父は重度の糖尿病で、現在では透析治療を受けています。
リブレを使いこなす私の姿を見て、しみじみとひとこと。
こうつぶやく父の姿を見て、このフリースタイルリブレは本当にすごい商品だと感じました。まさに糖尿病界の革命児といってもいい存在です!
現在私は境界型糖尿病と診断されているのですが、リブレのおかげでうまく血糖コントロールできているので本当にリブレさまさまです。全国の糖尿病予備群全員にリブレを配布したら、糖尿病の患者数は大幅に減るんじゃないかなー。
フリースタイルリブレのデメリット
値段が高い
フリースタイルリブレは値段が高いのが欠点ですね。
病院で、保険適用で買えないか主治医に訊いてみたのですが、保険で買えるのは糖尿病でインスリン治療中の方だけだそう。
ほんとは365日使い続けたいけど、金銭的に難しいので、今は2~3ヶ月に一度のペースで装着して血糖値管理しています。
今後値段が下がっていくことを期待するばかりです。
周りに「それ何?」って聞かれる
フリースタイルリブレは、二の腕に装着する機器です。
なので半袖を着ることが多い夏場は、周りから「それ何?」と聞かれることがたまにあります。
個人的には自分の病気のことを人からあれこれ聞かれたりするのは、いい気分がしません。
わりと根堀り葉掘り聞いてくる人もいたりして、「もうほっといてよ」と内心思います。
以上、私が使っている血糖値測定器「フリースタイルリブレ」についてご紹介しました。
高血糖に悩んでいる方の血糖値管理には本当におすすめですよ。
良ければ一度試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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