こんにちは、京大卒ママのベルマニです。
私はいわゆる小学校受験を経験して、私立小学校から中学・高校とエスカレーター式の学校に12年間通いました。そのためか、お子さんの小学校受験を考えているお友達から「私立小学校に通ってぶっちゃけどうだった?」と聞かれることがよくあります。
学習面でも環境面でも恵まれている私立小学校に通うメリットはとっても大きいですよね。ですがその一方で、実際に私立小に通う子ども自身にとっては大変だったり、ときにはつらいと感じるシーンもあったりします。
このブログ記事では実際に私立小に通った筆者が感じた、私立小学校のデメリットについて紹介します。
目次
私立小は通学時間が長い
私立小学校に通うデメリットに、通学時間の長さがあります。
私はバスと電車を乗り継いで片道45分かけて小学校へ通っていました。子どもの感覚では45分というのはとても長く感じられました。
通学時間が長いぶん、朝も早く起きないといけないのも大変。
特に雨や雪の日は道が渋滞したり、電車が混雑してぎゅうぎゅう詰めになるので学校にたどり着くだけでひと苦労でした。
自由時間が少ない
通学時間が長いということは、その分家での自由時間も少なくなることになります。
学校から帰ってきてからも習い事や塾に通い、常に忙しくしていました。家で遊んだり、くつろいだり、好きなことをする自由な時間はほとんどなかったように思います。
遠くの学校に通わせる際は、子どもが疲れてしまっていないか、自由時間を充分に確保できているか気を付けてあげたいですね。
通学途中でトラブルに遭う危険性
公共交通機関を使った1人での登下校では、保護者の監視が行き届かないため通学途中でトラブルに巻き込まれる可能性もあります。また毎日同じ時刻の電車を利用することで、悪い目的を持った大人に目をつけられることもあります。
私も実際に、駅で変な大人から声をかけられたり、ラブレターを貰ってしまったこともあります。満員電車のなかで不愉快な目に遭ったこともあります。
多感な時期だとそういうトラブルに遭ってしまったことが恥ずかしくて、大人に相談できない子も少なくありません。
- 地域ごとの登校班に合流するまでは絶対に親が付き添う
- 防犯ブザーを持たせる
- 女の子なら女性専用車両に乗るよう教えておく
など、事前の対策はしっかりしておきたいですね!
私立小だと近所に友達ができない
私立小学校に通っていると、近所に友達ができにくいのもデメリットのひとつ。
学校のクラスメイトはみんな遠方から通学している子ばかりなので、放課後に互いの家を行き来したりして遊ぶことはほぼ不可能です。
近所の子供たちとはほぼ面識もなく、名前すら知らない状態。
知り合いゼロなのに、夏休みのラジオ体操や盆踊りへの参加を親に強制されるのは毎回地獄でした笑
近所の子どもたちから孤立する
「近所に友達ができない」だけならまだしも「近所の子どもたちから孤立してしまう」のもつらかったです。
「公立小に通う子がほとんど」という地域で自分だけが私立の学校に通っていると、悪目立ちして陰であれこれ言われたりしました。
学校の制服を着て家の近くを歩いているだけで、近所の見知らぬ子どもたちからからかわれたり、野次をとばされたりしてとても嫌でした。高学年くらいからはからかわれても開き直って「レベルの低い奴らだな」と内心見下していましたが、ご近所で自分だけが異質なもの扱いされているような疎外感は常にありました。
そのせいか私は大人になった今でも地元愛ゼロです。
私立小は親のママ友づきあいが大変
授業料の高い私立小学校では、同級生はやはりお金持ちのご家庭が多いです。我が家は庶民だったので、お金持ちなママ友とお付き合いしないといけない母は大変そうでした。
子どもの成績がママ友内での序列に直結するので、「家でも常に勉強していないと母の機嫌が悪くなる」「成績悪くないのに塾の予定を詰め込まれる」のも個人的にはつらかった点です。
「ママ友付き合いはほどほどにしておく」など、他人に流されない工夫が必要です。
【まとめ】デメリットがわかれば対策もできる
このブログ記事では私立小学校に通うデメリットについて、実際に私立小学校に通っていた当時の体験に基づいてまとめました。
私立の小学校に通っていることで、大変な思いをしたりつらい気持ちになった経験は数多くあります。けれど今となっては環境に恵まれた私立の学校に行かせてもらったことは本当にありがたかったです。
私の地元は結構ガラの悪い地域だったので、「あのとき公立に行ってたら今の自分はないな」と思うと小受させてくれた親にはとっても感謝しています。
どんな学校を選ぶにしても必ずメリット・デメリットはあるもの。保護者の工夫や事前の対策次第でデメリットはいくらでも回避できると思います。
お子さんが楽しく、安全な小学校生活を送るための参考になりましたらとっても嬉しいです!
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