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【ネタバレ感想】『夫の扶養からぬけだしたい』不覚にもモラハラ夫に共感してしまった件

話題のコミック『夫の扶養からぬけだしたい(通称ふよぬけ)』を読みました!

モラハラ夫をはじめとする登場人物にイライラしたり、妻の逆襲シーンにはスカっとしたり、でも夫にも同情できる部分が多々あったりと、とにかく気持ちをグワングワンと揺さぶられる漫画でした…。感想をレビューしていきますのでしばしお付き合いくださいませね!!

それでははじまりはじまり~

『夫の扶養からぬけだしたい』ってどんな漫画?

夫の扶養からぬけだしたい

イラストレーターのゆむい先生によるコミック『夫の扶養からぬけだしたい』
スマホの広告をちょくちょく目にするのでずーっと気になってたんです!!
「なんで私がここまで頑張ったかわかる!?」と離婚届を叩きつけるシーンを広告で見て、「面白そう~。絶対読んでみたい!」と思ったんです!

『ふよぬけ』のメインとなる登場人物は以下の3人。

主な登場人物
  1. ももこ 専業主婦。もとは漫画家志望。出産を機に夢を諦める。収入が無いために、夫に対して引け目を感じている。
  2. つとむ ももこの夫。妻が家事を満足にこなせないことにイライラ。仕事のストレスも相まって、ももこに対しモラハラ発言を繰り返す。
  3. たると ももことつとむの息子。おっとりした性格。かわいい。

日々家事育児に追われ、てんてこ舞いのももこ。家の中は毎日ぐちゃぐちゃで、満足に家事をこなせないももこにモラハラ発言を繰り返すつとむ。
そんな夫との生活に嫌気が差し、自分の力で稼ぐため立ち上がる!といった内容のストーリーです。

『ふよぬけ』を読んでみた感想。不覚にもモラハラ夫に共感しまくりだった

妻ももこへの度重なるモラハラ発言で多方面から非難轟々の夫・つとむ。

完全に妻を見下して小馬鹿にした態度にはグーパンかましてやりたくなりますね!!
ストーリー終盤で「私の一日悠々自適で羨ましい?」と嫌味を言ってやるシーン、そして自力で稼ぐようになったももこが離婚届を突きつけるシーンには爽快感を覚えた方も多いのではないでしょうか。

主人公よりもモラハラ夫に共感してしまう

とはいえ正直言うと、私は主人公よりも夫のつとむに共感する部分が多かったです。
仕事の重圧で限界まで追い詰められているつとむ。気がつけば、かつてブラック企業で消耗していた頃の自分自身を重ね合わせながら読んでいました。

やってもやっても終わらない仕事。
キャパ超えしててもおかまいなしに仕事を振ってくるクソ上司。
毎日終電ギリギリまで働いて気力も体力もすっからかん。

逃げられるもんなら何もかも放り出して逃げ出したい。
だけど家族を守らなきゃ、生活を支えなきゃ。
だから逃げ出すなんてできない。なにがなんでも自分が頑張らないと…。

そんな責任感ゆえにヘトヘトになるまで働いて、帰ってきたら家の中はぐっちゃぐちゃ。
おまけに妻からは家事を手伝ってほしいと言われ。
一日中家にいるのに何甘えたこと言ってんの!?俺が今どんだけ辛い状況かわかってる!?なんて嫌味のひとつも言いたくなる気持ちもわからなくはないんですよ。

ブラック労働は人を狂わせる

ブラック企業で月100時間残業していた頃の私も、身近な人と衝突した経験があります。
なんで自分ばっかりがこんな思いをしなきゃいけないの?っていうやり場のない怒り。
まるで自分以外の人間が楽をしているように感じて、八つ当たりして、どんどん嫌なヤツになっていく。つとむもそうだったんじゃないかな。

そう、ブラック労働で追い詰められていると、他人を思いやる余裕や相手の立場を慮る(おもんぱかる)想像力がどんどんと失われていくんですよね。そういう意味ではつとむも被害者だと思う。

数々のモラハラ発言についても、言い方や言葉選びがムカつくだけであって、つとむの言い分自体はそこまで間違っていないように感じます。というかむしろほぼ正論?

主人公の甘ったれぶりにイライラ

スマホの広告だけを見ていたときは、”モラハラ夫に苦しめられるかわいそうな妻”という印象だったももこ。
ただ実際に本を読んでみると、ももこも大概イラッとくるタイプの女だなーと、読んでいてだんだんイライラしてきました。

イライラポイント① 家事能力が低すぎる

私にもたるとくんと同じくらいの年齢の子どもがいます。絶賛ワンオペ育児中で、子どもとふたりっきりの辛さや子育てしながらの家事の大変さもわかります。

そのうえで言ってしまうとももこはあまりにも家事能力が低すぎるんですよね。モラハラ夫と同じような台詞になっちゃいますが、働きながら家事もそこそここなしているワーママだって大勢いるわけだし。子どもが二人とかいるならまだしも、専業主婦でこれはないやろっていうのが正直な感想です。

自分の能力の低さを棚にあげて友達と愚痴ランチする時間はあるんだね…って呆れました。その時間で家事やればいいのでは?子どもの目の前で友人に夫の愚痴を言うところにも反感をおぼえます。

イライラポイント② すべてにおいて考えが浅い

収入もないのに団地を借りに行こうとするエピソードなど、ももこはすべてにおいて考えが浅いという点もイライラポイントです。ももこは社会経験がないから視野が狭すぎ!!とつとむが憤慨するシーンがありますが、まさにそのとおりです。

「201万円を稼ぐ」という目標を達成した際の「もう…終わりにする準備が整っちゃったよ つとむさん…」という独り言には「おいおい」としか言いようがありません。

自信満々で離婚届を突きつけていましたが、もし夫が離婚を承諾していたらどうするつもりだったのかな?年収たったの200万で、息子を女手ひとつで育てていくつもりなの?あまりにも世間知らずすぎて、フィクションとはいえ子どもが不憫になりました。

離婚したらしたで、これまでの家事育児に加えて仕事でいっぱいいっぱいになり、相変わらず「デモデモダッテ…」とウジウジしている未来しか見えません。

イライラポイント③ 被害者意識強すぎ

終始デモデモダッテばかりでなかなか感情移入しづらい主人公ですが、被害者意識だけは人一倍強くてモヤモヤ。

離婚話が出たときのつとむの言い分に対して、(全部会社のせいみたいな言い方は気に入らないけど)と睨みつけるももこには「未だに自分だけ被害者ぶるか!!」とイライラしました。ブラック部署で残業まみれ。上司からの圧力にさいなまれながら精神崩壊寸前に疲弊していた夫のつらさ、この期に及んで全然わかってあげられてないんだね…。まぁつとむもつとむで、事故に遭うまで妻の苦労も知らずにクソモラハラ発言を繰り返してたのでお互い様ですが。

お互い「自分が自分が」ばかりで、結局似た者同士の夫婦だったんだなっていう感想です。

おわりに。『ふよぬけ』の結末について思うこと

夫の扶養からぬけだしたい

以上、『夫の扶養からぬけだしたい』を読んだ感想についてまとめました。

いや~、実際の本を読んでみると、スマホ広告だけを見ていたときとは正反対の感想が出てきてしまいました。主人公ばかりを批判するような内容になってしまって…不快に思われたならすみません。

『ふよぬけ』の結末は、離婚はせずに、お互いを理解することからはじめて、一から家族をやり直そうという和解エンドにおさまっています。これまではお互いがお互いに対する思いやりや理解がなさすぎた。ということで、ももことつとむにはこれから素敵な夫婦に成長していってほしいなと思っています!私自身にとっても、相手の立場に立ってものを考える大切さを改めて教えてもらえた作品でした!

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