佐藤亮子さんの「東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方」を読みました。
目次
佐藤ママが語る教育にかかる「お金」事情
著者の佐藤亮子さんは、3男1女の計4人の子どもたち全員を東大理Ⅲに導いたことで有名なおかあさん。その徹底した教育法はよくテレビなどでも紹介されていますね。
たくさんある佐藤ママの本のなかでも、本書は「お金」にスポットをあてた一冊です。
「お金」がテーマということもあり、佐藤家の年収公開などもあるのかと期待しましたがさすがにそれはなかったですw
中学受験塾や大学受験の予備校にかかる金銭事情や受験のサポートノウハウも紹介されているので、お子さんの受験を控えている方は目を通しておくと有益です。
実践してみたいポイント
3歳の子を持つ京大ママの筆者が、本書を読んでみて参考になった点や育児に取り入れてみたいと感じた点をまとめました。
まだ子どもが小さいこともあり、参考になったのは幼少期の教育に関するトピックが中心です。
習い事は「勉強系」「芸術系」「運動系」の3つ
佐藤家のお子さんたちは
- 1歳から公文
- 3歳からバイオリン
- 4歳からスイミング
と「勉強系」「芸術系」「運動系」の3種類の習い事をしていたそう。
子どもの習い事ってどれにするか迷いますよね~。
我が家も「そろそろ習い事のはじめどきかな~」と公文・ピアノ・水泳・体操など検討しはじめて早数か月…。腰が重たすぎて全然初めてないんですけどねw
- いいとこどりをするつもりで、とりあえずやってみる
- どれがいいのか悩んでいる時間がもったいない
という佐藤ママの後押しもあり、早速なにかひとつ初めてみよう!と思いました。
1歳からの公文通い
佐藤家のお子さんたちは全員1歳前後から公文式を始めていたそう。
まだ物心つかないうちに学習習慣を身につけるのはすごく賛成です。
ちなみに公文のどの科目を受講すればいいの?と気になりますが、佐藤ママ的優先順位は
- 算数
- 国語
- 英語
の順だそう。
また「同じ金額を使うのなら、同じ3年間でも、高校3年間より3歳までの3年間にかけたほうがよほど効率がいい」という点も印象的でした。たしかに高校生になってから焦って塾や予備校に課金したところで、たいして学力の伸びは期待できなさそうです。
小学校の教科書を全購入
佐藤ママは妊娠中に小学校6年間分の教科書を全教科購入したというびっくりエピソードも紹介されていました。
小学校の教科書は地元の図書館でも借りることができるので、目を通してみましょう。
くもんの俳句カードを購入
佐藤ママといえば「3歳までに絵本1万冊&童謡1万曲」でおなじみですが、これと並行してくもんの「俳句カード」も読んであげていたとか。
お子さんが中学受験塾に通い始めたときに、幼少期に読み聞かせていた俳句が国語のテストにたくさん出題されていて驚いたというエピソードも紹介されていました。
「俳句なんてなにかの役に立つのかな?」とずっと今までノータッチでしたが、俳句カード買ってみようと思います。
3歳までに100ピースのジグソーパズル
昔は「3歳までに100ピース以上のジグソーパズルができたら東大に行ける」と言われていたそう。
佐藤ママが紹介していたのは「くもんのジグソーパズル」シリーズ。
STEP0からSTEP8まであってだんだんレベルアップしていきます。
価格は2530円と書かれていて、「ゲッ!高~っ!!」と思いましたがアマゾンでかなり安く買えるようでひと安心。
とはいえ、はたらく車やら新幹線やら、男児受けしそうな絵柄が多くて、うちの娘はやってくれるかな~。
お風呂の壁には日本地図
お風呂の壁にはくもん出版の日本地図を貼っていたとか。
出た!お風呂知育!!知育ママなら絶対やるよね~と共感。
これはほんといいですよ~。毎日のお風呂タイムになにもしないのはもったいない!
うちでは市販のお風呂ポスターのほかに手作りの知育カードなどもたくさん作って、定期的に交換してます。
ほかにも、この記事では割愛しますが、中学受験・大学受験に関するお金のことや受験ノウハウも詳しく記載されていましたよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
結局、お金が大事!
本書を読んで参考にしたい点、子育てに取り入れてみたい点はたくさんありましたが、お金に関する話題はあまり真似できそうにないっ!
というのも、紹介されるお金関係のエピソードがどれもハンパなくて、佐藤家の経済力をこれでもかと思い知らされますw
- 絵本を500冊購入(約50万円!)
- 誰かの誕生日には他のきょうだいにも同じプレゼントをあげる
→7000円のロボットのおもちゃを3人分購入したエピソード - 当時高額だった家庭用コピー機を14万円で購入
- 習い事に使う子どものバイオリンは15万円から。
佐藤ママ自身も65万円のバイオリンを購入 - 参考書・問題集は迷ったらとりあえず全部買う
子どもの教育に関しては湯水のようにお金を使いまくっていて、もう異次元すぎるw
とはいえ、お金がなくても工夫次第でマネできることはたくさんあります。
自分の身の丈に合った範囲内で、創意工夫しながら賢く知育に取り組んでいくのもなかなか楽しそうじゃない?ということで佐藤ママの公開してくれたノウハウから、自分でも実践できそうな方法を取捨選択してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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