生後10ヶ月の娘が急に離乳食を食べなくなりました。
と、もう心配で心配でたまらなくなりました。
この記事はそんな経験をもとにした私の体験談です。
・離乳食を急に食べなくなったときに私が試した解決策
・やってはいけない対処法
・子どもが離乳食を食べなくなったときの私の心境
目次
急に離乳食を食べなくなった!
娘が突然離乳食を食べなくなったのは、生後10ヶ月を迎えたばかりのころでした。
離乳食をスタートしたころからご飯が大好きで、順調に食べてくれていた娘。
同じ月齢の子を持つママには
と赤ちゃんが食べない悩みを抱えるママもたくさんいましたが
と、どこか他人事でまるで違う世界の話のように感じていました。
好き嫌いもせず、アレルギーもなく、とっても順調に離乳食を進めていたはずなのに。
ある日突然、なんの前触れもなく、離乳食を一切受け付けなくなりました。
スプーンでちょんちょんと唇をつついても、唇を真一文字に固く結んで断固拒否!!
絶対に食べるもんかという固い意思を感じるほどでした。
原因に心当たりもないし、どうして突然食べなくなったのかさっぱりわかりませんでした。
離乳食を食べなくなった!実際に試した対処法9選
なんとか離乳食を食べさせるため、考えうるかぎりの方法を試してみました。
離乳食の味付けを変えてみる
赤ちゃんには食材そのものの味を覚えてほしいと思い、もともとあまり味付けをせずに離乳食を作っていました。
味が薄すぎるのが原因かも?と思い、醤油や砂糖・塩などの調味料で味にバリエーションをもたせてみました。
また、出汁の種類を変えてみたり、いつもより濃い目に出汁をとったりもしました。
ベビーフードを使ってみる
市販されているベビーフードは種類も豊富で、味付けも和風洋風さまざまありますよね。
もしかしたら我が子の気に入るものがあるかも…と期待して色々と買い揃えました。
離乳食を食べない時期は、せっかく手作りした離乳食を食べてもらえず捨てることになるのもかなりの苦痛でした。
と割り切ってベビーフードに頼っていました。
食器を変えてみる
毎日同じ食器ばかり使っていると赤ちゃんも飽きて食べなくなることがあるようです。
我が家も毎日同じベビー食器を使っていたので、いつもとは違うお皿を使ってみるなど工夫しました。
赤ちゃんの目の前で料理に味付けをしてみる
お皿に盛り付けた離乳食に「美味しくなる魔法の調味料だよ~」と赤ちゃんの目の前で醤油を1滴垂らす。
仲良しのママ友に教えてもらった方法です。
味付けの工程を赤ちゃんに見せることで、赤ちゃんの食欲が湧くんだとか。
残念ながらうちの娘には効果なしでしたが、ママ友の赤ちゃんには効果絶大だったそう。
お菓子をあげてみる
あまりに食べないので「この際お菓子でもいいからとにかく口にしてほしい!」と焦った私。
赤ちゃん用のおせんべいやクッキーを与えてみたところ、結構食べてくれました。
依然として離乳食は食べないので根本的な解決ではないものの、ちょっぴり安心。
支援センターに相談する
あまりに悩みすぎて、支援センターに電話で相談してみました。
すると保健師さんが対応してくれました。
いつもの食事の時間帯、食事の量や体調の変化などを聞かれ、いくつか解決策を提案してもらいましたが、ほぼ実践済みのことがほとんど。
決定的なアドバイスを貰えたわけではないのですが、
と励ましてもらえて少し安心しました。
離乳食の段階を戻してみる
一般的に離乳食は、生後5ヶ月ぐらいのゴックン期から始まり、次はモグモグ期、カミカミ期と徐々に段階を進めていきます。
この進め方があまりに性急すぎると赤ちゃんがついていけなくなることもあるようです。
我が家でも毎食5倍がゆを与えていたのですが、思いきって離乳食超初期の10倍がゆに戻してみたら少しですが食べてくれました!
ぬいぐるみに食べさせてみる
赤ちゃんのお気に入りのぬいぐるみがあるのならオススメの方法です。
赤ちゃんの目の前でぬいぐるみを相手にごはんを食べさせるマネをします。
そして「はい、次は○○ちゃんの番だよ~」と赤ちゃんの口元に持っていくとパクッと食べてくれます。
娘の大好きなくまのぬいぐるみで試すと、少し食べてくれるようになりました。
【効果あり!】お友達と一緒に食事をする
劇的に効果があったのが、「月齢の近いお友達と一緒に食事をする」というものでした。
娘が食べなくなって10日ほど経った頃、同月齢のお友達数人で集まってランチ会をする機会がありました。
同じくらいの年のお友達がパクパクごはんを食べている様子を見て触発されたのでしょうか。「わたしだって食べれるもーん!」と対抗するかのようにペロリとごはんを平らげた娘。
思いがけない展開でかなり驚きましたが、その日以来少しずつ食欲が戻り、元の食欲旺盛な娘に戻ってくれました。
余談ですがこのランチ会、実は前日まで「行くのやめとこうかな…」と迷ってたんです。
というのも離乳食を食べない日々が続いていて、私も相当追い詰められていましたし、なにより
って。
でもせっかく企画してくれたママ友さんたちに申し訳ないという思いから無理して参加してみたところ、思いもよらないきっかけで離乳食を食べてくれたのでびっくり。
なにがきっかけで食べてくれるかはほんとにわからないなと思ったという話でした!
いま我が子が離乳食を食べなくて悩んでいるというあなたも是非試してみてください。
お子さんがまた離乳食を食べてくれるきっかけになれば嬉しいです。
離乳食を食べなくなった10日間。感じたこと。
これ、いつまでつづくの!?
娘が離乳食を食べなくなったのはトータルで10日間ほどの出来事でした。
10日間というと短いと感じるかもしれませんが、食べない間はそれがいつまで続くかもわからないので非常に長く感じていました。
周囲からは
とアドバイスされたりもしましたが、
とあまり冷静ではいられませんでした。出口が見えない暗闇の中を模索するような日々がつらかった。
栄養面が心配
離乳食を食べない一方、母乳はゴクゴク飲んでいた娘。麦茶の水分も進んで飲んでました。
なので水分不足の心配はなかったのですが、栄養面についてはかなり心配でした。
生後10ヶ月というと、お腹の中で母親から受け継いだ鉄分が不足してくる時期。
本来なら離乳食のメニューも工夫して積極的に鉄分を摂らないといけないのに、一切食事を食べないものだから段々と焦りが出てきました。
少しでも食べさせなきゃ!と焦るあまりに娘の口を無理やりこじ開けて、ごはんを放り込んだりしてしまったこともあります…。
とにかくイライラする
食べなくなった当日は「ま、そのうち食べるでしょ~」と悠長にかまえていた私も、2日、3日と経つうちにだんだん冷静さを失いはじめました。
こちらが懸命に差し出すスプーンをバンッと叩き落として、お皿ごとバーン!とひっくり返すんです。
食費だって馬鹿にならないのに…。ぶちまけたカボチャの煮物をひたすら床にすり込む娘を見つめながら怒りでワナワナ震えました。
とにかく少しでも食べさせなければ…という思いから、娘をなだめすかして、やっと3口食べてくれたと思ったら一時間経過していたなんてことが毎日続きました。
朝・昼・晩と食事の時間が来るのが憂鬱でした。
他にもやらないといけないことがたくさんあるのに!なんでこんなことで時間を浪費させられなきゃなんないの???とイライラ。
「どうして食べないの!!!」と怒鳴り散らしたりもしまったこともあります。
娘がかわいく思えなくなってしまう
朝・昼・晩と毎回の食事で手こずらされて、食事の時間が来るのが怖いぐらい憂鬱になっていた私。
食事は拒否するくせに、しつこく母乳を求めてくる娘がだんだん疎ましく思えてきてしまいました。「腹が減ってるんなら食べればいいじゃん」って。
ついスマホで「子供 イライラ 可愛く思えない」といったワードで検索してしまったり。
ごはんを食べようが、食べまいが、母親である私はこの子を無条件で愛してあげないといけないのに…と自分を責めました。
おわりに
この記事を読んでくださったあなたも、赤ちゃんが食べてくれなくてきっととんでもなく悩んでいることと思います。
それだけでなく、焦ったりイライラしているかもしれません。私もそうでしたから。
でも大丈夫、再び食べてくれる日は絶対に来ます!
急に離乳食を食べなくなるのも、きっと赤ちゃんなりに食べたくない理由があるのだと思います。
とにかくいろいろ試してその理由を探ってあげてください。この記事はそんなママが解決法を模索する助けになればと思って書きました。
試行錯誤してみて、それでも食べない場合は焦らず様子を見てあげてください。
「何がきっかけで食べなくなるのかわからない」のと同じように、「何がきっかけでまた食べてくれるようになるかもわからない」のが赤ちゃん。
もしかしたらママが予想もしないようなきっかけでまた食べ始めるかもしれません。
赤ちゃんが食べなくなるとママは本当に大変な思いをしますよね。
でも家族や病院、支援センターなど、頼れるところに頼って、みんなで赤ちゃんに向き合っていきましょう!
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