台風や地震などの自然災害が起こると、停電になる可能性があります。
停電は生活に大きな影響を及ぼしますが、赤ちゃんがいるとなおさら大変。
赤ちゃんは暑さや寒さに弱く、食事や睡眠も不安定になってしまいます。
そんな事態に備えて停電対策の必需品をご紹介します!
私は2018年9月に大阪で起きた台風21号で3日間も停電になった経験があります。
この記事では、以下の内容についてお話します。
- 停電中の赤ちゃんとの過ごし方や困ったこと
- 普段から備えておくと役立つもの
停電はいつ起こるかわかりません。 赤ちゃんがいるおうちでは特に注意が必要です。
この記事を読んで、停電対策の必需品をチェックしてみてください!
目次
赤ちゃんがいるのに停電。こんなに困った!
台風21号が日本に接近するというニュースを見て、庭の植木鉢を避難させたり、飲料水を確保したりと、ある程度の準備はしていました。
でも、正直、停電になるとは思っていませんでした…。
最初にすべきは灯りの確保
停電したのはまだ明るい時間帯でしたが、雨戸を締め切っていたため、家の中は真っ暗で何も見えませんでした。幸い、結婚式の装飾に使った大きなキャンドルがあったので、それを灯しました。
でも、夜になるとキャンドルだけでは不安でした。赤ちゃんがいると火事が心配ですし、明かりも暗くて不十分です。そこで助かったのが、近所の親戚から借りたランタンでした。
このランタンは本当に明るくて便利でした。赤ちゃんのオムツ替えや授乳も問題なくできました。ロウソクと違って床に置いても安全だし長時間使えます。夜中も枕元に置いてました。
夏場の停電は赤ちゃんの熱中症に注意
停電中の一番の心配は赤ちゃんの熱中症でした。
私の住んでいる場所では市内全域が停電したわけではなく、一部地域だけが停電していました。そのため、近くには支援センターやキッズルーム、ファミレスなどが普通に営業していました。
昼間は暑かったので、そういうところに出かけて涼ませてもらっていました。
問題は夜です。クーラーも扇風機も使えず、風もなく湿度の高い夜だったため、赤ちゃんも寝苦しそうでした。おんぶひもで外に出て散歩すると少し涼しくて寝てくれました。
また、水分補給もこまめにしました。
スマホの充電がない!
最も困ったのはスマホの充電です。
停電中で情報源が限られるなか、スマホの充電が切れてしまうと何の情報も入ってこないため本当に困りました。
コンロやトイレが使えない
今回の台風では停電はしたものの、ガスや水道は無事でした。
ですが、我が家で使用しているガスコンロは着火系統に電気が関わっているため使えない、
トイレの水洗も電気式なので水が流せないというトラブルがあり大変でした。
幸い家にカセットコンロがあったので、湯沸かしなどはカセットコンロで対応しました。
お風呂のお湯がでない
残念なことにお風呂のシャワーからは水しか出ない状態でした。9月といえどもまだまだ夏場。お風呂に入らず我慢できるのはひと晩が限界です。
大人たちは水風呂で我慢しましたが赤ちゃんにまで水風呂を強いることはできません。
幸い家にあったカセットコンロで沸かしたお湯を湯船に貯めて、赤ちゃんをお風呂に入れました。赤ちゃんひとり洗うだけならそこまでの湯量は必要ないです。湯船に5センチほどの深さで充分でしたよ。
冷蔵庫の中身がどんどん溶けていく!!
一般的に、停電中は冷蔵庫は開けないのが鉄則と言われています。冷蔵庫は気密性が高いので、冷気を逃がさないようにすればある程度は保ってくれるからです。
実際、我が家の冷蔵庫も丸一日くらいは全然余裕だったのですが、二日三日と停電が続くうちにどんどんと腐敗し最終的にはすべて廃棄処分となりました。
24時間以内に停電が復旧する見込みがないのなら、早々に食材は食べてしまう方がよいかと思います。カセットコンロがあればある程度の調理も可能ですし。とはいえ停電中はなかなかそんな気力も湧かないし、そもそもいつ復旧するかなんてわかんないもんね…。
メンタルが病む
今回は三日三晩の停電生活だったのですが、さすがに3日も続くと体調とメンタルがかなりやられてきました。夜間も暑さで寝苦しいし、睡眠不足の状態で赤ちゃんのお世話をするのもしんどかったです。
それにうちの地域は停電しているのにも関わらず、テレビとかでもほとんど報道はないし、まるで世界に取り残されたような、見捨てられたような気持ちでした。
台風や停電に備えておくとよいもの
ここまでの停電体験談を踏まえて、今後備蓄しておきたいなと感じたグッズを紹介します。
停電対策に役立つと思いますので、ぜひ参考にしてください。
LEDランタン
停電中は暗闇になるので、明るくて長持ちするLEDランタンが必要です。
キャンドルやろうそくは火事の危険がありますし、懐中電灯は手元しか照らせません。
LEDランタンは広範囲を照らすことができますし、乾電池式やUSB充電式のものもあります。
また、パナソニックの「電池がどれでもライト」もおすすめ。
単1・単2・単3・単4の電池がどれでも装填でき、電池1本で点灯するという、超お役立ちグッズです。
ラジオ
普段はradikoというアプリを用いてスマホでラジオを聴いている私ですが、停電中のスマホの電池はとっても貴重。一家に一台、ラジオ本体は常備しておくとよいです。
情報収集に役立つのはもちろんですが、停電中のよい気晴らしにもなりました。特に夜間は暇なんですよ、停電中って。暗い中変に動き回るのも危ないし、じっとしてるかさっさと寝るかしかないですからね…。
▲楽天で買えるこちらのラジオは、モバイルバッテリーや懐中電灯の機能も兼ね備えていて、防災用品としても優秀です。
ベビーフード
市販のベビーフードは常備しておいて助かりました。
特に月齢が小さく、クリアしている食材が少ないうちは、ベビーフードの選択肢もまた少ないもの。いざというときにお店に駆け込んでも、我が子に合うベビーフードが品切れ中!という事態にならないように備えが大事です。
液体ミルク・使い捨て哺乳瓶
停電時はお湯を沸かすことができない場合があります。その場合、粉ミルクを作ることができません。また、哺乳瓶の洗浄や消毒もできません。そこで便利なのが、調乳せずにそのまま飲める液体ミルクと、洗浄・消毒不要の使い捨て哺乳瓶です。
常温でそのまま飲むことができるので、災害時はもちろん普段のおでかけにも重宝します。
調理不要の食料品
停電中は冷蔵庫の中身が腐ってしまったり、普段通りの料理が難しいことが多いです。
そのため調理不要の食品を備蓄しておきましょう。
レトルト食品や缶詰などがおすすめです。
私はレトルトカレーやカップラーメンなどをローリングストックも兼ねて常備しています。
水・飲み物
停電時は水道が使えなくなる場合もあります。
水分補給のためにお水やお茶などの飲み物は用意しておきたいですね。
赤ちゃんでも飲みやすい紙パック式の飲み物もあると便利です。
カセットボンベ
停電に伴いガスが使えなくなる自体に備えて、カセットコンロ&ボンベは必須です。
赤ちゃんのお風呂用のお湯を沸かすのにも使ったり重宝しました。
赤ちゃん用のボディシート
停電中はなかなかお風呂にも入れないので、ボディシートがあると便利。
汗や汚れを拭き取ることでさっぱりします。
キュレルのスキンケアシートは赤ちゃんも大人も使えるので便利です。
その他 実践したいアイディア
- 車のガソリンは満タンにしておく
- お風呂に水を張っておく
- 水の備蓄
- 手持ちのスマホやモバイルバッテリーはあらかじめフル充電しておく
- トランプやボードゲームなど、停電中の娯楽になるもの
おわりに
人生で初めて経験した長期間の停電。
停電ってただでさえびっくりするのに、赤ちゃんを抱えながらだとさらに大変ですよね。
なんとしても赤ちゃんの命を守らなければ!!という使命感を感じながらの停電生活は本当に気を使うし、かなり疲れました。家の瓦も飛んでいくし、もう最悪です。
近年の台風って本当にシャレにならないぐらい強い勢力のが来ますよね。
だからこそ、台風の季節にはしっかり防災用品など見直すようにしようと思いました。
停電生活経験者として、あなたのご参考になれば嬉しいです。
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