1歳半検診には、イラストの描かれたパネルに指差しをさせて子どもの発達状況を確認する検査項目がありますね。娘はこの指差しの検査項目に見事に引っかかてしまいました。それはもうショックで落ち込む落ち込む。
でも、検診でことばの遅れを指摘されてから、子どもへの接し方にひと工夫することでたった2ヶ月ほどで驚くほどことばが増えました。
- 1歳半検診の指差しで引っかかった
- 子どものボキャブラリーを増やす接し方が知りたい
是非参考にしていただけると嬉しいです。
目次
ショック!1歳半検診の指差しで引っかかる
1歳半検診でまさかの指差ししない問題。
1歳半検診の指差しとは、保健師さんがかんたんなイラストが描かれたパネルを見せて子どもが指差しできるかどうかテストする検査です。
私の市の場合は、「電車・バナナ・靴・犬・車・ごはん」の6つのイラストが描かれていました。
1歳半検診で指差しテストの練習や対策は特にしていませんでした。ただ、うちでは毎日絵本の読み聞かせでいろんな言葉をインプットしてる(つもり)だし、指差しなんて余裕でしょ!ってたかをくくっていました。だけどいざ本番。
保健師さんが「ワンワンはどこかな~?」とにこやかに質問しても
「……。」と無反応を貫く娘。
何度か同じような質問を繰り返すうちに飽きて脱走しようとする娘。
「たまたま気分が乗らなかっただけかな?」と時間を置いて再チャレンジするも同じく無反応。ということでものの見事に指差しテストに引っかってしまいました。
ショック!指差しができず言葉の遅れを指摘される
指差しテストにうまく反応することができず、保健師さんからはことばの遅れを指摘されてしまいました。
日常生活では「リモコン持ってきて」とか「絵本読もうか?」といった簡単な指示や問いかけは明らかに理解できている様子だし、娘の発することばも20語以上は出ていました。
指差しテストに引っかかるなんて予想もしていなかったんです。
つい焦って保健師さんに食い下がってしまいます。
普段知育や絵本の読み聞かせを頑張っている身としては、まさか言葉の遅れを指摘されるなんて夢にも思わなかったのでかなりショックでした。
帰り道にたまたま会ったママ友のお子さんは難なくクリアしていたと聞き、さらに不安に。
原因は声かけの不足?
もっと声かけしてあげて、という保健師さんのアドバイスはショックでした。
全然娘にかまってやっていないと指摘されたような気持ちになってしまって。
私、毎日24時間娘とぴったり一緒にいたのに何やってたんだろうって、ズーンと暗い気持ちになりました。
考えてみると、たしかに読み聞かせは頑張っていたけれど、日常生活での語りかけなど足りていなかったのかもなぁと反省しました。母親である私はわりと無口な方なので、子どもに対してどう語りかけしたらいいのかよくわからなかったんですよね。
言葉の遅れを指摘された私がやって効果があったこと
ことばの遅れを指摘されてから、娘への接し方にひと工夫してみました、
すると、その後の2ヶ月間でなんと語彙数が3倍に!劇的な変化です!!
工夫したこととしてはまず育児書を読んで勉強し、日々の語りかけにひと工夫加えてみました。
子どもが興味を持っているものについて説明する
お散歩にでかけたときなど、子どもが興味を持ったものについて説明するようにしました。
例えばちょうちょを見て興味津々になっているときなど
といった感じで思いついたことをベラベラと喋っています。
ついでに童謡の「ちょうちょ」のような関連ソングを歌ったりもするのもいいですね。
自分や子どもの行動を実況中継する
家の中にいるときなどは「さて、なんて話しかけよう??」って迷ってしまうこともありますよね。
そんなときは自分や子どもの行動を実況中継するしてみるのがおすすめです。
一見どうでもいいような雑談ですけど、子どもにとってはかなりの単語のインプットになっていると期待できます。
家事に参加させる
家事をしているときは、つい子どもをほったらかしになりがちなため、子どもにも家事に参加してもらうことにしました。
- 洗濯機に洗濯物を放り込む
- フライパンで野菜を炒める
- ブラシで湯船を掃除する
など、1歳の子どもでもお手伝いできる家事って意外と多いんです!
家事の様子を実況したり、お料理しながら調理器具の名前を教えたりすることで語彙が増えました。
\語りかけの参考にした育児書がこちら!/
絵本のイラストについて説明や質問をする
また、絵本の読み聞かせの方法も変えてみました。
絵本はことばの習得に役立つツールですが、使い方によって絶大な効果を発揮します。
これまでは普通に読んでおしまいだった絵本の読み聞かせ。
読み終わったあとに絵本をもう一度めくりながら、登場するイラストについて説明したり質問する、フィードバックの時間をもうけるようにしました。
たとえば
- 子どもの知らなそうな単語について説明したり、
- 「これは黄色だよ」と色を教えたり、
- 「ホットケーキが1・2・3…4枚もあるね~!」と数を教えたり、
- 「しろくまちゃん、美味しそうに食べてるね~」と登場人物の様子を説明する
など、さまざまな語りかけをするように心がけました。
次第に絵本に出てきた単語を口にするようになったりと、娘にも変化が見られるようになりました。
絵本のなかのフレーズを日常生活で使ってみる
絵本の中に登場したフレーズを日常生活で使ってみるのもおすすめです。
娘のお気に入りに「きゅっきゅっきゅ」という絵本があります。
絵本の中では、スープをこぼした動物たちに対して「ふいてあげるね きゅっきゅっきゅ」というフレーズが繰り返し登場するんです。
娘がお食事中に食べ物をこぼしたときなど、「ふいてあげるね きゅっきゅっきゅ!」と言いながら拭くとキャッキャと喜んでいました。
言葉の発育は人それぞれ。過度に心配しなくていい!
当記事では1歳半検診で指差しができずに悩んでしまった経験について書きました。
1歳半程度の月齢ですと、言語発達にはかなりの個人差があるため、指差しができなくても大して心配する必要はありません。筆者のママ友たちに聞いてみても「うちも指差しできなかったよ~」っていう方が何人もいました。本当に検査は目安でしかないんだなと思います。
今回、1歳半検診で遅れを指摘されたおかげで、子供の接し方についても軌道修正することができたので今となっては良かったなと思っています。
1歳半検診で指差しができずに悩んでいるお母さんの参考になればとても嬉しいです。
【2020年2月追記】その後ことばの発育はどうなった?
娘も2歳を過ぎ、その後ことばの発育はどうなったかについて追記したいと思います。
結論から言うと、もう毎日ペラペラ話しています!
今となってはあまりことばの出なかった1歳半頃が懐かしいくらいです。
だから今悩んでいるママやパパには「心配しなくても大丈夫だよ」とお伝えしたいです。
最近は前々から使っていたくもんの知育カードがブームで、いろいろな果物や野菜の名前を覚えるのが楽しい様子。あまりの語彙の吸収力に親の私もびっくりするくらいです。
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