格子状に配置された点と点とをつないで、見本と同じ図形を描く「点描写」。
教材によっては「点図形」とも呼びますね。
大人からすると簡単そうにも思えてしまいますが、
「見る力」と「描く力」の両方が要求される点描写は慣れない幼児には難しいもの。
このブログ記事では、点描写が苦手でできないというお子さんへの教え方のコツを紹介します。
目次
点描写ができないときの教え方3つのコツ
親が実際にやってみせる
点描写によく慣れていない子どもに「さぁお手本通りに描いてみてね」と問題を渡しても、何をどうすればいいのかわからずに固まってしまうこともしばしば。
慣れないうちは保護者が実際に点描写ドリルを解く様子を子どもに見せるのがおすすめです。
一筆ずつ交代でやってみる
自力でひとつの問題を解き切るのがまだ難しいうちは、親子で一筆ずつ交代で線を描くのもおすすめです。
特に幼児にとっては描くのが難しい斜めの線など手伝ってあげると進めやすいようです。
子どもに「ひとりでもできそう!」と自信が付いてきたら徐々に親が手伝う頻度を下げていくといいですね。
ヒントを出す
難しい点描写にへこたれそうなときには、答えに関係のある点にだけ印をつけるのも効果的でした。
ひとりでもスイスイ解けるようになったら、さらに上のレベルにチャレンジ!
つまづいてしまったら、また3つの方法で慣らしていって…の繰り返しでらせん階段のように少しずつレベルアップしていくことができます。
上記の方法で、点描写が苦手すぎて泣いて嫌がっていた我が家の4歳も今ではノリノリで点描写に取り組めるようになりました。
我が家はキャノンのTS3330使ってますがプリント大量コピーするのに便利です。
点描写って効果あるの?何の役に立つ?
- 運筆力がアップする
- 空間認識力がアップする
- 線を引く練習になる
- 見る力を養う
などが具体的な点描写の効果です。
これらはいずれも算数の作図の分野には不可欠となる能力です。
フリーハンドで線や図形を描く力は、小学校だけでなく中学・高校数学でも必要とされます。
実際に算数が得意なお子さんを持つママの中には「幼少期から点描写をやってて良かった!」との声が聞かれることも少なくありません。
メリットだらけの点描写、小受の有無にかかわらず取り組んでいきたいですね。
点図形ドリルおすすめ5選
算数が得意な子になるために幼少期はもとより、小学生になっても継続したい点描写。
評判の良いおすすめのワークを紹介します。
こぐま会 ひとりでとっくん
こぐま会の「てんずけい1」は初めての点図形ドリルにおすすめです。
3×3の点図形から始まり、4×4へと徐々にレベルアップしていきます。
すらすら解けるようになったら「てんずけい2」「3」にもチャレンジ!
「てんずけい3」では3×3から最大8×8へと点の数も増えていきます。一筆書きや曲線を描く問題も登場するのが特徴です。
ばっちりくんドリル
理英会から出ているばっちりくんドリルも評判が良いです。
ピグマリオン ピグリシリーズ
こぐま会より少し難しいのがピグマリオンのドリル。
能力育成問題集の点描写①では、6×7の点に描画していきます。
以下の二冊は立体図形がメイン。
サイパー 思考力算数練習帳シリーズ
小学生のお子さんにもおすすめしたいのが、立体図形を描くサイパーのドリル。
立体の見えない部分の線も点線で描画するのが特徴。立体感覚を養うことができます。
天才 ドリル 立体 図形 が 得意 に なる 点 描写
AERA with kids 2020年夏号で「図形をイメージできる力を鍛えたい」時のおすすめとして紹介されていたのがこちらのドリルです。
以上、点描写・点図形が苦手なお子さんへの教え方のコツについてまとめました。
我が家でも年少ではじめて点描写に取り組んだ際はどうしようもなく苦手でした…。
今では「もっとやりたい!」とノリノリでやってくれるようになりました。
算数力アップに役立つ点描写。是非おうちで取り組んでみてくださいね!
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